認知症と腸内細菌の構成バランスとの関係性が判明!!そのKWは【日和見菌】

認知症の発症と腸内細菌の構成バランスとの関連性が、国立長寿医療研究センターの研究で明らかになりました。認知症の人は、腸内で「バクテロイデス」という菌が少ないとのこと。バクテロイデスというのは、日和見菌のこと。(関連ブログ:腸内フローラを改善!本当に注目すべき日和見菌が必要な理由と増やす方法

2/12読売新聞でも掲載された記事を詳しくご紹介します。



1.認知症はますます激増する!


認知症は高齢になればなるほど、発症する危険は高まります。認知症は特別な人に起こる症状ではなく、歳をとれば誰にでも起こりうる、身近な病気と考えたほうがいいでしょう。


厚生労働省の2015年1月の発表によると、日本の認知症患者数は2012年時点で約462万人、65歳以上の高齢者の約7人に1人と推計されています。  認知症の前段階とされる「軽度認知障害(MCI: mild cognitive impairment)」と推計される約400万人を合わせると、高齢者の約4人に1人が認知症あるいはその予備群ということになります。


医療機関を受診して認知症と診断された人だけでもこの数字ですから、症状はすでに出ているのにまだ受診していない人も含めると、患者数はもっと増えていくと考えられます。


今後高齢化がさらに進んでいくにつれ、認知症の患者数がさらに膨らんでいくことは確実です。
厚労省が今回発表した推計によれば、団塊の世代が75歳以上となる2025年には、認知症患者数は700万人前後に達し、65歳以上の高齢者の約5人に1人を占める見込みです。


ただ、認知症は高齢者だけの病気ではありません。「若年性認知症」と呼ばれる65歳未満で認知症を発症する場合もあります。 若年性認知症はアルツハイマー病が多く、とくに40代、50代の働き盛りで起こると老年性の認知症よりも早く進行し、症状も重くなる傾向があります。


一方、今、話題の腸内細菌については、糖尿病や肥満、心疾患などあらゆる病気にも影響すると考えられています。  腸内には約200種類 数にして100兆個近くの細菌が生息しており、その構成は年齢や環境などで日々変化します。 


認知症発症との因果関係の決定的な証拠としてはまだ不確定ではありますが、腸内の細菌状態が脳の炎症を引き起こす可能性が以前より指摘されています。 そこで国立長寿医療研究センターの研究グループは、認知症患者とそうでない患者とのあいだで腸内細菌叢の組成に違いがあるのではないかと考え、研究成果を発表されました。


もの忘れ外来の受診患者から128例(平均年齢 74歳)の検便サンプルを採取して、腸内細菌叢と認知機能との関連を分析。 研究は、国立長寿医療研究センターもの忘れセンター副センター長の佐治直樹氏らによるもので、詳細は科学誌「Scientific Reports」に掲載されました。



2.認知症の人は腸内のバクテロイデス菌(日和見菌)が少ない


認知症と診断されたのは34例、非認知症は94例。 認知機能検査や頭部MRI検査などを行い、検便サンプルを同センターのバイオバンクに収集し、検便サンプルを微生物解析で検査。「T-RFLP法」(糞便から細菌由来のDNAを抽出し腸内細菌叢を網羅的に解析する手法)を用いて、認知症の有無によって腸内細菌の組成に違いがあるかを調査。


その結果、腸内細菌叢の組成の変化が認知症の独立した関連因子であることが明らかになりました。


細菌の割合により、エンテロタイプI(バクテロイデスが多いタイプ)、同II(プレボテラが多いタイプ)、同III(その他の細菌が多いタイプ)の3タイプに分類したところ、認知症患者はエンテロタイプIが少なく、エンテロタイプIIIが多かった。


バクテロイデスは、日本人の腸内で最も多い細菌で、日和見菌として分類されることが多く、最近では腸管免疫で重要な働きをすることも分かっており、人体に有用な作用が期待されている重要な菌です。


詳しく解析したところ、バクテロイデス菌は、認知症でない患者の45%から検出されたのに対し、認知症患者からは15%にとどまった。 また、バクテロイデス菌が多い患者は、そうでない患者に比べて認知症の罹患率が約10分の1になった



3.認知症と食習慣の関連を調査


佐治氏は「今回の研究は症例数が少ない横断研究でありであるため、因果関係を証明するものではない」としながらも、「バクテロイデス菌の少なさとその他の細菌の多さは、認知症との関連性が高いことが示された」と述べておられます。


「腸内細菌の詳細な解析が認知症の治療法や予防法の開発のための新たな切り口になるかもしれない。食生活や栄養環境を見直すことで、認知症のリスクを減らせる可能性がある」とのこと。また同センターは、東北大学などと共同で、食事習慣・栄養の視点から、腸内環境との関連についてさらに調査を進める予定。

国立長寿医療研究センター もの忘れセンター
Analysis of the relationship between the gut microbiome and dementia: a cross-sectional study conducted in Japan(Scientific Reports 2019年1月30日)
Proportional changes in the gut microbiome: a risk factor for cardiovascular disease and dementia?(Hypertension Research 2019年1月31日)


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