間違った腸活されてませんか?【糖質制限ダイエット】と【美腸活】の関係

最近では、少し下火になってきたとはいえ、まだまだ話題の「糖質制限ダイエット」と「美腸活」との関係についてまとめてみました。



ダイエットという言葉に関連して様々な情報や商品が氾濫しています。過去を紐解けば、2005年には「寒天ダイエット」、2007年には「納豆ダイエット」、2008年には「バナナダイエット」、2012年には「トマトジュースダイエット」…大昔には、「ヨーグルトキノコダイエット」なんかもありましたよね。 それぞれの食品には、きちんと栄養素がありますが、その食品の一部分の効果を課題に評価することを「フードファディズム」といいます。 最近では、炭水化物をダイエットの敵とみなすような「糖質制限ダイエット」がまだまだ根強く広がっています。


1.炭水化物と糖質、そしてタンパク質


ダイエット食品の広告の中で「炭水化物は体の中で分解されると糖質に変わり…この分解された状態である糖質は、脳の唯一の栄養素である」と書いてあるものもありましたが、これは間違いです。


正しくは「炭水化物のうち、でんぷんは消化管の中で分解されるとブドウ糖になります。ブドウ糖は脳の唯一の栄養素です。」


では、炭水化物と糖質についてきちんと理解しておきましょう。


●炭水化物と糖質はイコール?



栄養学では、この2つは同義語として扱われています。日本食品標準成分表における現在主流の考え方としては、「 糖質=炭水化物マイナス食物繊維 」です。そして、ここでいう、糖質とは、いわゆる甘味を指す糖類すべてをさすのではありません。


糖質は体内で吸収され、活動するためのエネルギー源となる栄養素で、でんぷん、糖アルコール、オリゴ糖などいいます。


糖類とは、糖質の中で、甘味を呈する糖質をいい、ブドウ糖や麦芽糖、砂糖などをいいます。



糖質制限にもいくつかの方法があるようですが、一般的には、「主食(米、パン、麺類)を食べず、おかずだけ食べる。イモやカボチャも炭水化物に属するのでNG。菓子類、ジュース類はNG。これさえ守れば、肉・魚介類・卵類はお腹いっぱい食べてかまわない。牛乳は、乳糖を含むので100ml程度までOK。蒸留酒はOK。」というのですが…


エネルギー計算の必要がないので、カロリーに関しても計算する必要はないのが楽でいいのですが、やはり、主食抜きでお腹いっぱいのおかずだけだと、どうしても総エネルギー量が少なくなりがち。 年齢や性別、一日の運動作業量も考慮しないと、糖質制限ダイエットを通り越して、結果的に、エネルギーダイエットになってしまい、体に支障をもたらします。


主食抜きはやっぱりつらい…でドロップアウトされる方、もしくは、毎食おかずだけでお腹いっぱいにするには、結構お金がかかる…と実感される方も多い。


それに、おかずなら腹いっぱい食べていいのか!と栄養素をきちんと考えないで、例えば、バラ肉たっぷりの野菜炒めのようなものと焼酎ばかり食べまくりっていたとして…きちんとした健康的なダイエットができるとは思えません。


糖尿病でもなく、健康で働いている方が、糖質制限をかけすぎると、結局挫折することになり、いわゆるダイエット失敗という悪循環になります。


つまり、炭水化物の摂取方法については、見直すべきところはたくさんあるものの、食べない方がいいと簡単に結論づけることは無意味です。(日本人の食事摂取基準2015年度より)



●タンパク質は無制限に食べていいの?



また、エネルギー産生栄養バランス:PFCバランスの タンパク質(Protein)、脂肪(Fat)、炭水化物(Carbohydrate)の中でも重要な栄養素である、タンパク質については、


れ以上が過剰摂取だと断言できるデータがないから、上限量は設定しないだけで、生活習慣病発症などの健康障害リスクがないとは確認できないので、注意を要する」(日本人の食事摂取基準2015年度よりまとめ)


とあり、つまり、炭水化物を食べない代わりにタンパク質はいくら食べても大丈夫といいきるのは、やはり間違いです。 


日本人の食生活は、「たくさんの主食に少しのおかず。おかずは魚介類が多く、肉、卵、牛乳、乳製品はたまに食べる」 から 「少量の主食に豊富な動物性食品と油脂類」へと変化し、それに伴って肥満も増加してきました。 戦後の食生活そのものが、糖質制限の食事方法になっているのに、肥満の増加と糖尿病患者(予備軍含む)が増加し続けている現状では、その関連性がどうしても説明がつかなくなってくるのです。

  

では。なぜこんなに、糖質制限が叫ばれるようになったのでしょうか? 


糖質制限がなぜ痩せるのかというと…


「でんぷんや砂糖、ブドウ糖などの糖質を摂取しなければ食後の血糖値上昇は起こらず、血糖値を低下させるためのインスリンが分泌されない。インスリンはブドウ糖を脂肪に変え、ためこむ作用があるから太る原因。タンパク質や脂肪はいくら食べても血糖値を上昇させないのでインスリンが分泌されにくいから体の脂肪が増えにくい。また、タンパク質は満腹感が得られやすく、消化・吸収にもエネルギーをよけい使うから太らない」


という説が主流をなしており、残念ながらインスリンが太る原因となっていることの説明が完全に抜け落ちています。



2.糖質制限と腸との関係


実際にご自身で糖尿病になられた腸内フローラ研究の第一人者、藤田絋一郎先生は2つの方法を実施することによって、ご自分で糖尿病を完治され、ダイエットにも成功されました。 その方法とは…


●方法①: 炭水化物をやめた


やっぱり糖質制限ですか!?とのお声が上がりそうですが、この方法をとられた理由としては、この法則を発見されたからなのです。


【50歳を境に、体内で使うエンジンが変わる。】


人体には、「解糖エンジン」「ミトコンドリアエンジン」という2つのエンジンを搭載しており、若いときは、燃料が糖である、解糖エンジンを使っていて、50歳を過ぎると、酸素を燃料にしたミトコンドリアエンジンに変わります。 若いときは、燃料である、糖をたくさん食べないとエンジンが稼働しないので、糖質制限ダイエットはしてはいけません。 50歳を過ぎると、エンジンと燃料が変わるので、それに気づかず、炭水化物ばかりを食べていると、肥満・糖尿病になるというもの。 だから、年齢に応じて、食事を変えるということが大事なのです。



●方法②: 腸内のヤセ菌を増やす



腸内細菌の種類としては、大きく分けて、善玉菌:日和見菌:悪玉菌が存在し、数も、善玉菌:日和見菌:悪玉菌=2:7:1の割合で存在することがわかっています。そして、圧倒的勢力数の日和見菌の中に、ヤセ菌と呼ばれるバクテロイデス門が、また、デブ菌と呼ばれるフィルミクテス門があることがわかってきました。 つまり、腸内細菌の中でも、ヤセ菌を増やすことで、肥満にならない体質づくりができることがわかってきたのです。(このヤセ菌、デブ菌の名付け親が藤田絋一郎先生です。) ヤセ菌を増やすためには、ヤセ菌が好きな食べ物を食べて、腸内環境を改善する生活を送ること。 ちなみに、藤田絋一郎先生のおすすめ腸活食は…「食前の酢キャベツ」です。


「腸で変わる!病気にならない50代からの生活習慣」 藤田絋一郎著 世界文化社






田和璃佳<インナーケアラボ主宰者>

田和璃佳<インナーケアラボ主宰者>

美腸カウンセラー/美腸をつくるたった2つの習慣で、ヤセ菌アップ!痩せやすい体を手に入れるoriginal【美腸Methods】を展開中! Instagram≪ricca_tawa≫ ・Youtube≪田和璃佳≫

著書決定版!腸活×菌活レシピ100」
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